【名 称】 山王宮 日吉神社
【所在地】 宮津市字宮町1408
【概 要】 「丹哥府志」によると近江坂本より勧請したと伝えられる。例祭は宮津祭りである。以前は山王祭という。歴代宮津藩主の崇敬を受け、社殿の造営が行われ、境内に藩主の別荘が置かれた。延宝年間(1673〜81)に藩主永井尚長によって漱玉亭(そうぎょくてい)と命名された庭園跡は今もその一部が残っている。 本殿は、貞享5年(1688)の造営で府指定文化財である。
{府登録文化財}・・・日吉神社拝殿・摂社杉末神社本殿・末社恵比寿神社本殿・末社船魂神社本殿
{市指定文化財}・・・鍋経筒・漱玉亭跡庭園
京都府決定文化財環境保全地区に如願寺と共に指定されている。
 勤皇の画家といわれた佐藤持家が天保13年(1842)描いた山王祭礼図絵馬・六面(市有形民族文化財)は、山王大祭の巡行の様子を克明に描いている。佐藤正持は「丹哥府志」の挿絵を描くのに日吉神社に滞在したとされ、他に多くの絵画を残している。